2009-07-18

プラズマ兵器は核の1万倍!

このエントリーの主題である反物質は、我々の宇宙には存在しえません(以下参照)。したがって、このエントリーの記述にある「反物質」を「プラズマ」に置き換えて読む必要があります(2013319日追加)。
ユミットの情報操作について

プチ氏の著書を読むまで、軍事に関する私の認識レヴェルでは、ちょーテク最新秘密兵器なんぞはマンガの世界だけで、ポータブルで比較的クリーンな小型水爆やレーザー兵器程度までは開発されているだろう、という程度だったんです。でも、そんなボンクラ認識がまったく間違いであったことを同著書で知りました。例えば水中で時速2000kmを出すMHD魚雷がいつ開発されたか(ほぼ30年前)思い出せばわかるでしょう。それで、これからがそのことを知るホンバンになります。テクノ・ギークや軍事オタクのみなさん、やっぱ我々は、たぶらかされやすいお人好しだんでしょう。

おなじみのサイト記事、「『宇宙人ユミットからの手紙』 上 」中の「反物質爆弾の可能性」と「『宇宙人ユミットからの手紙』を読んで 」のタグでは、「SL9」文章による「反物質爆弾」に触れています。このブログでも「レーザービームで反物質?」などのエントリーによって、何回も反物質について(それは存在しないらしいという勘違いも含めて)紹介しています。

反物質について簡単に言えば、(例えばユミットの宇宙船の基本的なエネルギー源になっているという)リチウム―水素の混合物(「UFOテクノロジーについて-2」参照)を、およそ1億気圧といわれるちょー圧力の下で、それを融合して作り出すらしい。この反物質は、あの有名なアインシュタインの方程式E=mc2にしたがってそのまんまエネルギーに変換されるわけで、世界のすべての核兵器を合わせたとしても、この反物質の数キログラムにしかならんのじゃ、ってことらしい。

ここでちょっと脱線させてもらうと、ついこのあいだ「Technobhan」にアップされてた記事によれば、ロッキード社の元エンジニアがF22のステルス性について、潜在的欠陥をチクルどころか訴訟まで起こしたらしい。ちょー高価+Fxxの相変わらずなこの手の欠陥ぶり+おサルさん仕様+演習で練習機にも撃墜される=F22日本仕様なんちゃって。クールなアメリカ軍産複合体のセールス・トークにダマされて(それとも押しつけ?命令?)、なぜか?そんなラプターを政府がスゴク欲しがってるようだけど、そんなの止めちゃって、どうしても欲しいのなら、機体の枯れたF15ESでも買えばいいんじゃないかと思うんだけど。

「{アメリカが盗んだ}宇宙人ユミットのプラズマ科学」では、「巻末資料」中に「『SL9』の資料」として、その反物質兵器の実験に関する詳しい情報が載っています。今回からそれを紹介してみましょう(他にも上の「『宇宙人ユミットからの手紙』 上 」を読むと、「第三作目」というところにその概要が書かれている)。この信じがたい話は、19947月のシューメーカー・レヴィー9号彗星が木星に衝突したことについてなんです。

SL9」(シューメーカー・レヴィー9)彗星:
その奇妙な彗星が1993325日、木星から16千万kmの地点でアマチュア天文家のシューメーカー夫妻とデーヴィッド・レヴィーによって発見されてから、以下のような経過をたどって木星に衝突した、というのが表面上のストーリーということです。ところがフランスのインターネット・カフェから「SL9」(シューメーカー・レヴィー9)という、匿名の文章がインターネット・ディスカッション・フォーラムに流されたとします。そしてプチ氏は、この文章がユミットから受け取っていた手紙と酷似していることに注目し、ユミットによるものと確信したらしい。


注記: ロッシュの球体とは、惑星や衛星が破壊されずにその主星に近づける限界の距離のこと。 その内側では主星の潮汐力によって惑星や衛星は破壊されてしまう。ロシュの限界、潮汐分裂、ロッシュの限界ともいわれる(ウィキペディア)。


ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したシューメーカー・レヴィー9彗星と衝突痕(ウィキペディアよりコピペ)

衝突は隠れた位置で起こり、その衝撃の一つ一つは10分後に地球から観測された。しかしNASAの観測衛星ガリレオは「偶然にも」観測できる「特等席」にいたのだけれど、肝心のところで何度も「故障」を起こして発表データには欠落があったらしい。そして7番目の衝撃が最も大きくて、その痕跡は地球がスッポリ入っちゃう3kmにも達し、天文学者は100万メガトンの規模に匹敵すると、つまり、世界中のすべての核兵器を合わせた200倍ほどの威力だったとしています。

そして、その断片は木星の大気の高層を秒速60kmで斜めに横切り、約100kmの深さへ達したとします。そのとき1万度の高熱イオンガスが残されて、全体として木星の深い層から生じる間欠泉とガスのようになって数千キロの高さに吹き上げられ、不透明な雲となって広がる。このガスは木星の表層のようには反射しないため、小さな彗星の断片の衝突にもかかわらず、これほど大規模な現象となって、そのあと何年も観測できたという話です。

最初の衝突から観測者たちは、地球の大きさの4倍にも及ぶ染みを残した、そのあまりにも大きな規模に驚き、プチ氏の同僚は、これが彗星なのかどうかすらワカランな、と言ったそうです。例えば断片のいくつかはマグネシウムイオン放出してるけど、しないのもあるよ、と話したらしい。

そしてイギリスの科学雑誌「ネイチャー」199561日号では、発見者の一人、ユージン・シューメーカーの言葉を紹介し、「木星がこれほど大きな彗星と衝突する頻度は平均して2000年に一度のことであろう。ハッブル宇宙望遠鏡の修理が終わり、ゾンデのガリレオが衝突を直視しうる位置にあり、赤外線探知機が作動し、アメリカ合衆国が基本的な研究に興味を示す時期に、折りよくこういう現象が起きるとは、これぞ奇跡というものである」、という(本人が知っていたのかどうかは不明ながら)「皮肉」?が紹介されてました。

本題は以上であとは余談になるけど、タマクラさんと「賢者様」に脅された6月は無事に通過しました。で、今月は「賢者様」が富士山の小噴火等の前兆現象が発生って言ってます。私が毎日覗いているブログなんかでも、関東地区の隆起現象(浅草とか千葉県)や地震の前兆現象が出ているという。22日の皆既日食がトリガーになるか?なんて。それに先々週から太陽の黒点が少し増えて活動期に入る兆候か?なんてウワサがあったけど、結局のところ線香花火に終わっちゃって、またゼロになってるな。寒冷化は間違いないか?

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