常に問題意識のあるあなたは、アメリカが世界一の借金大国だなんてこと知ってるさ、と言うでしょう。日本にも国債、なんとか債で800兆円ほどになり、国民一人当たり幾ら々なんて凄い数字の借金があるけれど、海外からの債務は5%だそうです。要するにほとんどが家庭内借金ですね。韓国の外貨準備高は立派な数字ですが、短期外債だけでもその半分ぐらいありそうです。
日本の借金
戦後日本は、アメリカの覇権にガードされながら安心してビジネスに邁進し、世界二位の経済大国になりました。比率は知りませんが、外の覇権外交などに煩わされず、これまでの心地よい状態を続けたいと考える人が多いでしょう。とくに経済界などは、ビジネスにとって障害になる諸外国との対立など、これからもゴメンと考えるでしょう。アメリカは孤立主義のある国で、次はウィキペディアからです。
『孤立主義(こりつしゅぎ)は、モンロー宣言に代表される第二次世界大戦前にアメリカ合衆国が原則とした外交政策。その元々の源泉は、初代大統領ジョージ・ワシントンが、離任に際しての告別演説の中で、「世界のいずれの国家とも永久的同盟を結ばずにいくことこそ、我々の真の国策である」である。(もちろん、厳密に言えばこれは「非同盟主義」の萌芽である)』
覇権によって結果的に疲弊してしまったアメリカのフトコロには、膨大な借用書が残っているだけかもしれない。しかしながら、これで国力までがなくなったということには直結しません。個人では相変わらず世界最大の金持ちクラスがわんさといます。覇権を担保する軍事力は他の追従を許さないし、高度な技術開発力も衰えていないでしょう。債権は腐るほどあるのに防御では脆弱さのある日本と大違いです。
世界(覇権)の多極化という、見方によれば、孤立主義かそれにならないでも手を抜きたい、ということをアメリカは考えているかもしれません。安部首相の訪米前、アメリカの「慰安婦」などの日本への嫌がらせ?にはどんな意味があるんでしょう。理由のひとつとして、もしかしたらアメリカは、いつまでも頼ろうとするウザイ日本に独り立ちを迫っているのかもしれません。戦国時代では、強い武力団が立場の弱い貸主風情に遠慮するとは思えません。
「ビッグ・ブラザー」の「ハウス」のメンバーになった日本は、世界という視聴者に自分が生き残らなければならない理由を説明、説得し、投票で勝たねばなりません。残るために戦術戦略を考え、ときに誰かと組んだり、裏切ったりしなければならないかもしれません。たとえ「ハウス」から出されても、視聴者の人気者となってスターに成長する手もあることはありますが、今のところ、私にはそれがどんな方法なのかわかりません。そして日本は、少しばかりホコリの被った「民族自決」という言葉を思い出す必要があるかもしれません。
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