2007-05-12

21世紀に大変革は起こるか?-24

今ブラジルは、バチカンからパーパ(法王)のベント(ベネディクト)16世を、ジョアン・パウロ2世の訪伯以来17年ぶりに迎え、カトリック信者達が国をあげて湧きかえっています。ブラジルは世界最大のカトリック教国ではあるけれど次第に信者を失いつつあり、バチカンにはその危機感があります。

それに妊娠中絶(ブラジルでは、モグリの中絶が年間100万件あるといわれている)、尊厳死やバース・コントロールなど、ブラジル政府がバチカンと意見を異にしていることもあるため、政治的には大歓迎とはいかないでしょう。ルーラ大統領との会談では、法王が宗教教育の復活を求めたようですが、ルーラ氏は問題をそらしたようです。

法王の訪問目的のひとつは、ブラジル初の聖人となるフレイ(修道士)・ガウヴァンの認証式典です。詳しくは知りませんが、バチカンの聖人に列せられるためには、対象となる神父や修道女が「奇跡」をおこなったことが証明されなければなりません。詳細で時間を必要とする面倒な申請運動を、私はこちらのニュースで何回か見る機会がありました。「奇跡」をバチカンに認知させ、聖人として正式に選ばれるのはそれほど簡単でないんでしょう。その確たる証拠をバチカンに提示したあとは、バチカンの長期にわたる根気のいる調査が行なわれるようです。

この「奇跡」とは、「聖人候補者」あるいは信者の信仰と祈りの力によって、ほとんどは医者が見離した不治の病(難病、奇病、末期ガンの類)に侵された信者が治った、といったことだと思われます。昔も現在も治癒した原因を医者が納得できるように検証できなければ、それは「奇跡」的になってしまうのでしょう。しかしながら現代の我々なら、それが信者の圧倒的な信仰によって、彼(彼女)の免疫力が異例的に強化されたことによる自然(自己)治癒であったと考えることができます。

それは「21世紀に大変革は起こるか?-16」で挙げた、免疫学の安保徹氏の説から説明できると思えます。皆さん、太平洋戦争末期の、ない武器を精神でおぎなおうとしたオロカな竹ヤリ戦法は通用しませんが、それでも人間の精神は、ときとしてスゴイことをやっつけてしまうことがあるんですね。

乗り物の大革新:
このタイトルのヨタ話もいよいよ終わりに近ずきました。かねてから私は、現代の素晴らしく進歩した科学技術の恩恵を受けながらも、はたしてそれらが究極に進歩しているといえるかどうか疑問を持っています。私がこのヨタ話を地球の反対側にあるこちら側でなんとかデッチあげられるのは、インターネットの普及という大変革の恩恵です。

昔なら、いくら適当に書いてしまうとはいえ、日本のあっちこっちの図書館や本屋を渡り歩いて、私の知らないことを調べる必要があったはずです。そんなIT分野に限らず、20世紀の物質文明は、実に多くの有益な道具や手段を生み出したことは否定できません。しかしながらよく言われることですが、進歩した現代のテクノロジーといっても、かつての歴史がそうであったように、数世紀後から見れば原始的だったとさえ言われるかもしれません。

例えば交通手段としての乗り物を考えた場合、地上を走る全ての物は車輪を使っていると言ってよいでしょう。飛行機でさえ着陸するには車輪が必要です。車輪の起源は5000年ほど前と言われる「コロ」でしょうか?とにかく馬が内燃エンジンという動力機械に替わり、それが電気モーターに替わりつつあり、またエネルギー源のガソリンがバイオエタノール、天然ガス、水素や電力に替わったとしても、乗り物の基本的なコンセプトは、いにしえの乗り物とたいして変わらないでしょう。

そんなことで人類は、動力や車輪(タイヤ)に限ったことでなく、環境破壊のもととなる石化燃料依存を脱し、エタノールや水素のような代替燃料さえ使用しない方法を、この分野でも模索しなければなりません。

前の回に私は、UFOのことについてヨタ書きしました。しかし冗談でなく真剣に検討する必要があるとも思っています。5年以上前でしたか、「ホット・ワイヤード・ニュース」に掲載された「反重力りフター」の記事を読み、たいへん興味を持ちました。参考に以下のサイトを挙げておきましょう。

ハイブリッドも水素燃料もとりあえずはよいのですが、どうせやるなら思い切って反重力学会を立ち上げ、さっそく研究開発を始めるべきでしょう。もちろん現存のUFOテクノロジーに関し、ナニナニ星人との技術移転交渉が可能なら、それに越したことありません。
米国防総省のDARPAと反重力装置のリフターの事例から UFOから生まれた(?)浮遊技術

American Antigravity

次は7年前の記事で、実際に現在も継続しているのか不明ですが、文章中にある最後の記述です。「現実離れしたプロジェクトであっても、わずかでも成功の可能性があるなら、それに投資することはできるだろう。このことは『パスカルの賭け』と呼ばれる。しかし、今回のケースでは、ほとんどの科学者は成功の可能性はゼロであると言うだろう」。 だが、そんな意見があるにもかかわらず、SFにおいてはよくあり、無数のウェブサイトを感化することになったこの反重力推進の研究は進められる。
BAEシステムズ社、反重力研究を開始

すでにアメリカは、なんとか星人からUFOテクノロジ-のライセンスを手に入れて久しく、エリア51でアメリカ国産機のテストをしている?という噂です。私は22世紀までなるべく生き残るつもりでいますが、ひょっとしたら、そのころには人類が住めなくなってしまった地球を、自然回復するまでとりあえず放棄してどこかの惑星へ移住するため、人類は旅立ちをせまられるかもしれません。そう、人類はこのときのために、今から準備しておくべきなのです。
AREA51 : IS TRUTH OUT THERE ?

0 件のコメント:

コメントを投稿