前回まで、「『アヌンナキ』が現生人類を創造した?」を2回にわたってアップしました。それで結局のところ、このエントリーで取り上げたゼカリア・シッチンの説のように、知性を持った現生人類が宇宙人によってDNAを操作され、創造されたという説は、私には誤りではないかと思えました。となれば、それでは実際はどうなんだろう?ということについて、ここで私の考えを披露しましょう。それにはもう一度、おなじみ「宇宙人ユミットからの手紙」に話を戻す必要があります。
宇宙は知的生命体であふれている:
同書によると、宇宙には生命を宿している惑星がたくさんあると(ETの)ユミットが言っているらしい。余談ながら、もし真の意味での「常識」があれば、ユミットの言う、複数の宇宙に存在する数限りないペアとなった宇宙・・・・なんだかよくわからないけれど、はかり知れない大きさを持った宇宙の中で我々が一人ぼっちという考え方など、私にはそれこそ狂気(キXXイ)じみていると断言できます。SETE(地球外知的生命体探査)プロジェクトなんて、ETたちからすればジョークのネタになっているのかも。むしろ宇宙では、そこいらへんにETだらけと考えるほうがより合理的でしょう。なお、ETたちがカミングアウトしないのは、干渉しないという決まりがあるかららしい。
ついでながら、我々の宇宙には反物質が存在せず、それはこの宇宙とペアになった宇宙にあるとし、光速cはRc2=常数(R:宇宙のマイナス曲率半径)で可変するそうです。すでにこのブログで紹介したように、ブラックホールも存在しないという。そして、宇宙全体は生成を続ける一種の生き物という考え方が示されています。さらにそして、宇宙の「あの世」が惑星上の生物の進化をコントロールしていて、状況に応じて的確な指令を出している、つまり生物の突然変異をも起こさせているらしい。
すると、その突然変異によって惑星の単純な生物からやがて知的生命体が生まれ、それらがまたさらに進化していく。ちなみに、知的生命体の形体はきわめて限られていて、我々人間の形しかありえないようです。その中でもユミットは、外見上人間と見分けがつかないくらい似ているらしい。そう・・・あなたが会ったことのある、あのちょっとおかしな感じがした人がそうなのかも。同書の著者であるプチ氏の考えによれば、(前回のエントリーですでに触れたように)宇宙のすべての知的生命体が誕生した時間差はほぼ同時期(もち宇宙感覚の)で、せいぜい1万年ほどだろうということです。
そして進化の結果として、それらの惑星の知的生命体のテクノロジーが進歩し、ついには広大な宇宙へと飛び出して未知の星々をめざし、それまで独立して進化していた、さまざまな知的生命体同士がランデヴーする機会が訪れる。けれどもこれらの知的生命体同士には、本来なら人類の人種間にあるような遺伝的適合性がないとしています。つまりハイブリッドの子孫は生まれない、と。
しかしながら、進化が継続することによって、いずれ他惑星の知的生命体との遺伝的適合性がある新人類(「人間+α」)が誕生するという。それで、それによって結合できた知的生命体がさらに別の、宇宙の他の場所で結合した知的生命体と再々結合する。最近の金融機関や企業の限(きり)のない大合併みたいなものか?そうやって構成物である知的生命体の進化によって宇宙そのものが進化していく、といったことなのでしょう。
これは余談ですが、それゆえ、「彼ら」によってコントロールされているハリウッド映画にあるような、本物の宇宙人がなぜ、未来の大切なパートナーとなるべき地球人類をむやみに殺戮しなければならないのだろうか?と考えています。でもホラー映画だと割り切れば、そうなんかも。それにしても、すでに十分な超テクノロジーや安定した社会を実現しているETたちに、物欲から人類を支配するメリットなどあるとも思えない。
だいたいシッチンの「アヌンナキ」が人類を金鉱掘りの労働力として創ったなんて話もちょーアホくさい。超テクを持ったETなら、もっと洗練された方法を考えるはずです。宗教家?のシッチンは、アーサー・C・クラークの創造力の足元にも及ばなかったようだ。それに、むしろこんな不安定な地球などより、もっとマシな惑星を探せばありそうにも思える。あの「彼ら」側の仕事をしているらしいデーヴィッド・アイク氏ですら、「彼ら」が宇宙人が攻めてくると言い出したら、それば「ブルー・ビーム計画」だと言っていました。
それで思い出したことは、昔のTV番組の「ミステリー・ゾーン」だったか、宇宙人が地球人類を捕らえて彼らの食料として供給するといった話がありました。でも今からすれば、まったく荒唐無稽でバカげた話です。なぜなら、現在の私自身が肉食を止めてから久しく、食していたときに比較し、もっと健康な状態にあるからです。私は「太陽直視」の実行によって、もしかしたら不食も可能ではないかと思っているくらいです。実際私は、低カロリーの食事でも元気に生きています。
氷河期が人類の進化を起こさせた:
では、生物が進化するための条件とは、いったいどんなことなんでしょう?それはどうやら、惑星上の生物に生存の危機が訪れたときに起こるらしい(それとも進化を起こすために危機を条件づけるのか?)。そういうことなら、ということで、最後の進化に関する地球上のイヴェントを調べてみました。「ウィキペディア」の「氷河期」には、次のような記述があります。
最後の氷河期は1万年前に終了したということになる。この約1万年前に終わった出来事を、文献によっては「最後の氷河期」と記載していることもあるが、科学者の多くは氷河期が終わったのではなく、氷河期の寒い時期「氷期」が終わったとし、現在を氷期と氷期の間の「間氷期」と考えている。そのため、最終氷期終了後から現在までの期間を後氷期と呼ぶこともある。ここでは、氷河期は氷河学的な意味で使用し、氷河期の中の寒い時期を氷期、氷河期の中の暖かい時期を間氷期と呼ぶ。
過去数百万年は、4万年から10万年の周期で多くの氷期が起こり、これについては研究がさかんに行われている。各氷期と間氷期ではそれぞれ平均気温が異なり、最近の氷期では年平均気温で7-8℃以上低下したというデータもあるが、「気温何度から氷期」というわけではない。その間にも小氷期、小間氷期が認められる。ヨーロッパでは「ギュンツ」、「ミンデル」、「リス」、「ウルム」の4氷期に区分されている。
この長い氷河時代」が重要なのは人類の進化に並行しているからである。氷期が訪れると海岸線が極端に遠退き、陸上の大部分が氷に覆われる。そのため動植物も激減し、動植物を食料とする狩猟採集生活の人類にとっては、大きな打撃であった。人類(猿人)になる前は樹上生活であったらしいが、氷期の環境で地上生活を始め、2足歩行を開始し人類となったというのが通説である
氷河期
すると考えられることは、現在の我々が直面しているさまざまな経済・政治における危機や、災害・疫病、あるいはこれから起きようとしている大戦争などによる大混沌が、この地球上で最後に起きた、つまり今から1万年以上前に通過した氷河期の再来に直面することから、「彼ら」が自らを優先してその災禍を容易にくぐりぬけて生き残り、通過前後の世界支配を、人類全体のためにではなく、「彼ら」にとってのユートピアを実現するための準備なのだと言えそうです。
そんなことによって、氷河期到来をアメリカ国防総省(ペンタゴン)が予想したあとで、映画の「デイ・アーフター・トゥモロー」がなんらかの意図(もちそのときが来れば、「ゴイム」さんにわかるように?)の下に制作・一般公開され、氷河期が去ったあとの食料と自然環境を再生するために必要な種子を保存する「箱舟」を、安全なノルウェーに建設したということなのでしょう(以下のリンクを参照)。
映画「The DAY AFTER TOMORROW」が告げる「氷河期の再来」
温暖化とは氷河期到来のこと?(参考)
温暖化とは氷河期到来のこと?-2(参考)
地球を冷やすだって?
真の「アセンション」とは:
第二次世界大戦後の20世紀後半では、比較的安定した時期が続いて世界が繁栄し、かつてないほど人口が急増した。安価で大量に生産されるようになった消費財が市場にあふれ、まだ社会的な格差や偏見・紛争・戦争・暴力・犯罪などで大いに問題があったとはいえ、その恩恵を受けた人々は、それほど大きな脅威を受けることなく日々の生活に没頭し、ひたすら生活を向上させることに腐心できたと思われます。
世紀末のハルマゲドンの恐怖も去って、テクノロジーの急速な進歩にともない、エネルギーや情報革命、食料危機・不治の病の克服や長寿の達成、宇宙開発・快適な生活環境などなど、希望にあふれた未来を夢見ていた我々にとって、この地球温暖化の影に隠されていた氷河期の到来は、いわば青天の霹靂であり、思ってもみなかった人類滅亡の危機なのかもしれません。そして、たぶんこれによって、実際のところ、人類の多数が犠牲なるだろうと思われます。しかしながらこのことは、次の人類の進化をも意味しているはずで、それは同書が言うように、「人間+1」の出現といったものなのでしょう。
さらにこのことは、ネット内にあふれる「アセンション」のフィクションに付随する一部とも言えそうです。フォトン(宇宙線?)の照射を受けることによって人類のDNAに突然変異と、その結果としての進化が起こり、それがモラルや自覚を持った心の正しい人々に至福の恩恵をもたらす、などという、おそらくCIAやNASAがフイチョーしている感じのXXインチキ話などではなく、これから進化した、現生人類と遺伝的適合性のない新人類(「人間+1」)が誕生するということなのでしょう。このことについて、私はすでに「アセンションについて-3」というエントリーで、以下のように記述しました。
そんなことで、私には「アセンション」がどんなものか理解できたような気がしてきました。すなわち、私の言う「彼ら」、または「イルミナティ」、あるいは「ビッグ・ブラザー」などと呼ばれるエセ・ユダヤ人を中心とした巨大陰謀組織が19世紀から世界支配の野望を抱き、二度の大戦と冷戦を経て、これから始まろうとする第三次世界大戦の後にそれを成就させようと計画し、実行されてきた。そしてこの最終段階で、究極に達しようとしている兵器(HAARPとかの)によって、人類滅亡の危機が迫ってきた。そのため、上の説明による人類の「突然変異」も(必然的に)同時に起きようとしている、ということなのでしょうか?
興味深いことは、ユミットも地球と似たような経験をしたようです。彼らの世界は全体主義で、この我々の世界と同じく、紛争や殺りくを数世紀繰り返してきたようです。あるとき女性の暴君が現れて、我らが地球の「彼ら」がたくらんでいるように、民衆を奴隷同然にしてしまったらしい。まるでナチスが夢見たような世界だったのだ、ということです。ところがこの暴君が爆弾テロによって倒れると、彼女によって奴隷にされた科学者たちによって蓄積された知識が民衆の怒りによって破壊されてしまったらしい。とにかくそういったことが経験となって、安定した全体主義的な社会システムを構築し、ユミット種族が滅ぶことなく発展してきたようです。
といったことからすれば、(このときに破滅にいたるまでの兵器や危険がなかったとしても)もしかしたら、ユミットも「アセンション」を、進化をこのとき経験したのでしょうか?そして我々もこれから「アセンション」を経験することによって心身が進化し、ユミットの世界に近い統治体制を確立するのだろうか?彼らからすれば極端に自己中らしい人類に比較し、個人より集団としての利益が絶対条件となるらしいユミットのようになるのだろうか?誤解がないように断っておくと、ユミットは人類とコンタクトするにしても、彼らの社会モデルを人類に強要する考えがまったくないとしているようです(このへんのややこしい説明については、同本を読んでもらう必要がある)。
それにしても、「人類の進化」について知りたいと思うのは、現人類との具体的な違いですね。それはDNAの異変によって病気にかからなくなるとか、寿命が驚異的に延びることや、あるいはテレパシーみたいな知覚能力が得られるということなのだろうか?過去に進化した現人類が得たことは、火や道具を使うようになったとか、記憶能力が強化されて言葉・文字を持ったことや、あるいは意識や客観性が生まれ、哲学や科学を起こしたことなどでしょうか。
ユミットの主張に「双子の宇宙」という、人類のまだ知らない理論があるようです。ペアになった宇宙が数限りなく存在するという。ここで詳しくは書けませんが、我々の知らないもう一つの宇宙を利用することによって、相対性理論による速度の限界にかかわらず、何十光年の距離も短時間で旅行できるらしい。そして、人類やその他のETの心的な、あるいは魂の(個別の)ネットワークがそこに存在し、この世にいる我々には、意識することなくネットワークとのコミュニケーションがあるらしい。ある意味で、そこが人類の進化をつかさどっているという。さらに、このネットワークは宇宙が進化するために貢献するらしい。もし誰かが人間の存在理由を問うたとしたら、これは実に興味深い答えですね。
アセンションについて-3
宇宙人からの情報だった:
私はこのときに書いたことの本当の意味の、数多くあったナゾの答えが今得られ、「常識人ゴイム」さんからするなら、この狂気(キXXイ)じみた巨大なジグソーパズルのパノラマ図がほぼ完成したように思えます。今人類は、一万年前に誕生して以来の、現生人類史上最大・最後のイヴェントに直面しているのでしょう。ただし、それでも古代文明や、例えば「ヒットラーの予言」(「インターネットとインテリジェンス-6」」参照)のナゾについては、まだ適当な答えが出ていない。当時のヒットラーは、すなわち「彼ら」は未来に起こる天変地異のことや、新人類(「人間+1」)が出現することをよく知っていたようです。
「宇宙人ユミットからの手紙」によれば、ユミットが最初に地球を訪れたのが1950年3月としています。ユミットがウソをついていないとすれば、私が想像するに、おそらくそれ以前に来た他種族のETが教えたか、そのETが持っていた情報を盗んだと思えるのです。実際、ETの存在を表面上隠しているアメリカは、ユミットのプラズマや遺伝子操作の技術を盗んだらしい。ただ、UFOテクノロジーまで盗んだか?とか、あるいはネット内のヴィデオが見せるように、UFOを所有しているか?となると、私にはわからないけど、おそらく持っていないでしょう。
そして、そのユミットがネット内のサイトやブログで情報操作をさかんに実施していると思えます。ついでに言えば、宇宙人と名乗って「アセンション」か、それに類することを写真つきでもっともらしく書いているサイトやブログは、まずたぶらかしだと思うべきでしょうね。ETはよほどのことがない限り干渉しません。偽の宇宙人に希望を持つのは無駄でしょう。「再び『アポロ計画疑惑』の検証」シリーズで紹介した「GA
Site」サイトや、矢追純一氏の情報も、当然操作されたものだろうと考えています。
古代文明の多くのナゾも、ある種族のETと当時の人類の間でコンタクトする機会があったとすれば、すでにおびただしい著作やネット内の記事が指摘しているように、簡単に説明がつくはずです(ただし「彼ら」による情報操作も含んでいる)。たぶん、たぶらかし「アセンション」や「フォトンベルト」のアイデアも、元はETからの情報だったのでしょう。
というわけで、そうなんです。SFファンのあなたなら、以上のことで、すぐにクラークの「地球幼年期の終わり」を思い出すかもしれない。けれども、クラークは自らが描いたプロットを現実に見ることなく昨年逝ってしまった。いや・・・もしかしたら、ユミットの言う、死んだ人間のそれが一体化するという、宇宙のどこかにある「あの世」の集合的魂のネットワークから、じっとこちらを見つめているのかもしれません。「2001年宇宙の旅」のモノリスみたいに。
0 件のコメント:
コメントを投稿